Vimプラグイン「NERDTree」設定・コマンド備忘録
Vimのプラグインである「NERDTree」について、設定・コマンドを備忘録としてまとめておきます。
特徴
上図の赤線で囲った箇所ように、ディレクトリをツリー表示することができ、効率的にファイルにアクセス・操作することが出来ます。
導入方法
プラグイン管理ツールNEOBUNDLEを利用したをおすすめします。
NEOBUNDLEの導入については、本家サイト(https://github.com/Shougo/neobundle.vim)にあるように、下記インストールシェルを叩くだけでおk。
$ curl https://raw.githubusercontent.com/Shougo/neobundle.vim/master/bin/install.sh | sh
そして、~/.vimrcに取り敢えず下記テンプレを記載すればNeoBundleが反映され、以降プラグインを上図の緑の部分(” My Bundles here : )の箇所に追記すればプラグインが簡単にインストールできる。
if has('vim_starting') set nocompatible " Be iMproved " Required: set runtimepath+=~/.vim/bundle/neobundle.vim/ endif " Required: call neobundle#begin(expand('~/.vim/bundle/')) " Let NeoBundle manage NeoBundle " Required: NeoBundleFetch 'Shougo/neobundle.vim' " My Bundles here: NeoBundle 'Shougo/neosnippet.vim' NeoBundle 'Shougo/neosnippet-snippets' NeoBundle 'tpope/vim-fugitive' NeoBundle 'kien/ctrlp.vim' NeoBundle 'flazz/vim-colorschemes' " You can specify revision/branch/tag. NeoBundle 'Shougo/vimshell', { 'rev' : '3787e5' } call neobundle#end() " Required: filetype plugin indent on " If there are uninstalled bundles found on startup, " this will conveniently prompt you to install them. NeoBundleCheck
最終行のNeoBundleCheckによって、vimを立ち上げるたびにプラグインをチェックしてくれるのです。
んで肝心の「NERDTree」のインストールですが、~/.vimrcに下記を追記し、vimを立ち上げればインストールされます。
これで完了。。。
NeoBundle 'scrooloose/nerdtree'
利用方法
vimを立ち上げ、コマンドモードで「:NERDTree」を実行すればツリーが表示されます。消すときは「q」。
基本的な操作を下記にまとめてみる。
ファイル操作
o | ファイルを開く |
go | ファイルを開き、カーソルはツリーに保持 |
t | タブで開く |
T | タブで開き、カーソルはツリーに保持 |
i | 水平分割でファイルを開く |
gi | 水平分割で開き、カーソルはツリーに保持 |
s | 垂直分割で開く |
gs | 垂直分割で開き、カーソルはツリーに保持 |
ディレクトリ操作
o | ディレクトリの開閉 |
O | 再帰的にディレクトをすべて開く |
x | 親ディレクトリを閉じる |
X | 再帰的にすべての子ディレクトリを閉じる |
e | 選択したディレクトリをルートとする新たなツリーを生成する |
ツリー操作
P | ルートディレクトリへ移動 |
p | 親ディレクトリへ移動 |
K | 同階層の一番上へ移動 |
J | 同階層の一番下へ移動 |
Ctrl-j | 同階層の一つ下へ移動 |
Ctrl-k | 同階層の一つ上へ移動 |
ファイルシステム
C | ツリーのルートを選択したディレクトリに変更する |
u | ツリーのルートを一つ上の階層にする |
U | 変更前のツリーの状態を保持したまま、ツリーのルートを一つ上の階層する |
r | 選択したディレクトリをリフレッシュする |
R | ツリーのルートをリフレッシュする |
m | メニューを表示する(ファイル/ディレクトリの追加/削除/コピー/移動が可能) |
cd | 選択したディレクトリにCWDを変更する |
CD | CWDをツリールートに変更する |
ツリーフィルタリング
I | 隠しファイルの表示/非表示切り替え |
f | ファイルフィルタの表示/非表示切り替え |
F | ファイルの表示/非表示切り替え |
ウィンドウのツリー・ファイル間のカーソル移動は、通常のウィンドウ分割の時と同様、「<Ctrl-w> + hjklとか」。
デフォルトで起動する設定
vimを立ち上げるたびに毎回「:NERDTree」を打ち込むのは面倒くさいので、デフォルトで表示されるように設定しておくのです。
また、隠しファイルもデフォルトで表示されてたほうが個人的には嬉しいので、その設定も。邪魔な場合は上記のコマンド説明のように、「I」を押せばよい。
~/.vimrcに下記をついきすればおk。
" 隠しファイルをデフォルトで表示させる let NERDTreeShowHidden = 1 " デフォルトでツリーを表示させる autocmd VimEnter * execute 'NERDTree'
以上、、、一回慣れると、もうなしではしんどくなりそうですねん。。。
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